ドキュメンタリ―映像『ロシア連邦の30年』
29.11.2022
駐日ポーランド共和国大使館およびポーランドの東方研究センターより、現代のロシアの政治経済システムを映し出し、プーチン政権になってからの変化にも触れているドキュメンタリー映像をお届けいたします。
1991年、公式にソ連は崩壊し、ロシア連邦が誕生しました。ロシアは、共産主義時代の遺産である様々な問題に最初から対処しなければなりませんでした。その問題とは、高インフレ、失業、経済の崩壊です。ロシア社会は、新たな経済社会システムを構築することが出来なかったのです。経済の自由化と、エネルギー分野をメインとした国有企業の民営化により、オリガルヒと呼ばれる新興社会集団が誕生することになりました。ポーランドの東方研究センターにより制作されたドキュメンタリー映像では、90年代初頭からプーチン政権になるまでに、ロシアがどう変化してきたかを示しています。また、エネルギー分野を国内外問わずロシアがどのように政治的道具として利用しているか、アラブの春がプーチン政権にどのような影響を与えたか、そしてロシアが反対勢力とどう闘っているか、についても触れています。ロシア連邦の現代の政治経済システムの特徴を理解することで、全世界が対処している現在の安全保障上の危機をより理解できるようになるでしょう。
どうぞお楽しみください。