第2回「羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」授賞式を開催-ポーランド文化遺産の日 2023
16.05.2023
2023年5月16日、駐日ポーランド共和国大使館において、「羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」授賞式が開催されました。日本の若手女性研究者を表彰するため、国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)と共同で創設された本賞の受賞式も第2回を迎えました。
「羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)」は昨年、駐日ポーランド共和国大使館ならびに国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)により創設されました。今年の最優秀賞受賞者は市川早紀氏です。市川氏はケミカルバイオロジーおよび有機化学を専門とし、ハーバード大学の博士研究員をされています。後日、最優秀賞受賞者として市川氏には、研究機関訪問、文化、歴史に触れるプログラムを満載したポーランド科学アカデミーの招聘によるポーランド研修旅行にご参加いただきます。また、最先端理化学機器のリーディングカンパニーである日本電子株式会社(JEOL)の協賛による賞金額が最優秀賞、奨励賞、特別賞ともに昨年の2倍に増額されました。
続く奨励賞には、国立研究開発法人 物質・材料研究機構 構造材料研究センターにて材料科学を研究されている門脇万里子氏、並びにイェール大学医学部で感染免疫学を研究されている森山美優氏が、特別賞をハーバード大学医学部 ブリガムアンドウィメンズ病院にて分子疫学を研究されている佐々本尚子氏が受賞されました。
昨年同様、本賞名誉総裁である高円宮妃殿下がお成りになり、表彰委員会を代表され、最優秀賞受賞者に記念の像を贈呈されました。表彰委員会委員として、森まさこ内閣総理大臣補佐官(女性活躍担当)ならびに吉祥瑞枝 東京理科大学理数教育研究センター客員研究員・サイエンス スタジオ・マリー(SSM)主宰にもご臨席いただきました。また式典には、有村治子参議院議員、文部科学省、外務省をはじめ日本の学界を代表する多くのご来賓の皆さまにご出席いただきました。
第2回羽ばたく女性研究者賞(マリア・スクウォドフスカ=キュリー賞)ならびに授賞式は、ご来賓に高く評価いただくとともに、学会、メディアの関心を集め、17社におよぶ大手報道各社に取材いただきました。授賞式直前に大使室にて行われた受賞者インタビューの模様と合わせ、NHKを筆頭に各局の翌朝のニュースで報道されました。