在日ポーランド人から寄せられた能登半島地震被災地支援金を贈呈 『共に太陽のように昇り、明日を育む』
30.10.2024
駐日ポーランド共和国大使館ならびにポーランド・ビジネスクラブは、能登半島地震被災地支援事業を通じて在日ポーランド人を中心に支援金を募ってきました。2024年10月30日、その支援金の贈呈式が、今年元旦に発生した地震により被災した石川県にある聖霊愛児園において開催されました。支援金は、今年駐日ポーランド共和国大使館およびポーランド広報文化センターが主催した数々のイベントにおける募金活動を通じて、在日ポーランド人の方々から寄せられたものです。また、ロータリークラブも2024年10月22日に当大使館にてチャリティー・コンサートを開催し、参加された会員の皆さまから別途募金を集められました。こうして集められた支援金は其々、石川県鳳珠郡穴水町の児童養護施設「あすなろ学園」に寄贈されました。
贈呈式冒頭、パヴェウ・ミレフスキ駐日ポーランド共和国大使は、日本・ポーランド関係における人道が果たしてきた役割および災害時における日本とポーランドの弛まぬ連帯について述べ、1995年の阪神淡路大震災および2011年の東日本大震災後に、ポーランドが被災地を支援し、被災地の子供たちを夏休みにポーランドへ招待したことを振り返りました。続いて、ポーランド・ビジネスクラブを代表してトマシュ・ミクラシェフスキ氏、水野功 国際ロータリー理事、土屋学 社会福祉法人福田会常務理事が挨拶されました。
パヴェウ・ミレフスキ駐日ポーランド共和国大使より、あすなろ学園の角間邦夫 園長へ支援金目録が贈呈され、続いて水野功 国際ロータリー理事よりロータリークラブからの支援金が角間園長に贈呈されました。角間園長からは、在日ポーランド人およびロータリークラブへの感謝の意が表されました。会場には、震災後のあすなろ学園の写真パネルが展示され、参加者一同、甚大な被害を受けた同園の被災状況を確認しました。贈呈式の模様は地元メディアに報道されました。
駐日ポーランド共和国ならびにポーランド・ビジネスクラブが募金活動を開始したのは、2024年5月18日の六本木ヒルズにおけるポーランド・フェスティバルからです。5月31日には、駐日ポーランド共和国大使館において在日ポーランド人を招待し、能登半島地震被災地支援チャリティー・イベントを開催しました。募金活動には、ポーランド・ビジネスクラブと交流のある日本のアーティストの方々にもご協力いただきました。募金活動のポスターおよびロゴは村手景子氏が、募金箱は原木賢太氏が其々デザインから制作まで担当してくださいました。駐日ポーランド共和国大使館では、贈呈式後も年末まで、在日ポーランド人の参加するイベントにおいて募金活動を継続します。