「V4+日本」外相会合
24.05.2021
茂木敏充外務大臣によるポーランド訪問2日目となった5月7日、ワルシャワにおいて「V4+日本」外相会合がV4議長国であるポーランドのズビグニェフ・ラウ外務大臣の主催により開催されました。
会合において各国外相は、EU・日本協力、「V4+日本」協力の展望、米国との協力、欧州およびアジアの安全保障情勢等、地域および国際的な一連の課題について協議しました。ラウ外務大臣は「東中欧とインド太平洋の安全保障情勢には多くの共通点があることから、挑発と脅威に対して歩みを揃えるよう考慮する意義は高い」と評価し、目下の国際情勢においてEU と日本のパートナーシップは、諸国家が多くの共通の見解と利益を持つ類稀な例となっていると述べました。「この機会を活かし、開かれた社会、民主主義、人権の尊重といった共通の価値を国際舞台において更に推進していかなければならない。」と述べました。
また、西バルカン諸国とのパートナー協力およびEU 加盟に向けた支援も重要なテーマとなりました。ラウ外務大臣は、世界的な変革の中、NATOおよびEU加盟によって現在の自らの在り方を決定した国々がヴィシェグラード・グループを結成したことを振り返り「今こそヴィシェグラード・グループが、安全保障、安定、繁栄を希求する国々の支援に積極的に取組む時である。」と強調しました。
日本は、ヴィシェグラード・グループが欧州外で初めて、緊密な政治対話による協力関係を築いた国です。2013年に最初の「V4+日本」首脳会合がワルシャワにおいて開催されて以来、「V4+日本」対話は国際情勢、開発支援、科学技術協力について相互に理解を深める重要なプラットフォームとなっています。
外務省報道官室
写真:ティモン・マルコフスキ(外務省)
動画:ガブリエル・ピェントカ(外務省)